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あ、へるばれモバイル by 無頼寿あさむ

主にゲーム関連の仕事をしているフリーライターの日記。企画、ゲームシナリオ、その他文章の仕事募集中。

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乱れて交わる俺と姫」 WAFFLE
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ノベルゲームのシナリオ作成奥義」 秀和システム
シナリオの書き方に留まらず、ライターが担当するさまざまな作業を解説。企画・プロットに始まり各種資料やフローの書き方、台本の書き方、etc。プランナーを目指す人にもお勧め

◆ 置いてけぼり日記 ◆

2006/4/11 : 「渚にて」に見た終末の姿


先日まで読んでいた小説「渚にて」がなかなかいい雰囲気だったので、劇場版の「エンド・オブ・ザ・ワールド」が見てみたくなってDVDを探していたのだが。
楽天のDVD販売んところで新品らしきものを見つけて、喜び勇んで注文してみたものの……。

 > XX XX 様
 >
 > この度は楽天ブックスをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
 >
 > ご注文いただいた商品につきまして、出版社にて在庫切れとなりましたため、
 > お届けできる商品を確保することができなかったことをご報告申し上げます。
 > ご注文を承っておきながら、誠に申し訳ございません。

やられた _| ̄|○
このDVD、アマゾンヌでも扱っているんですわ。
でもね……定価が5,040円(在庫なし)で中古価格が8,000円、高いものになると10,000円ってナニ?
つまりプレミア付いてる。無頼寿情けなくて涙出てくるわっ!!
枕濡らすのも何なので、「レナードの朝」を見ることにした。ラストのロビンがええなあ。

「渚にて」だが、これは最終戦争後の世界を舞台にしたSF小説だ。
しかしYOUはSHOCKな世界の話ではなく、少しずつ迫り来る放射線でいつ死んでしまうか分からない人々が、自分たちにとって充実する時間を淡々と過ごしていく物語。
この物語に救われる結末は無い。
しかし、人々は悲しむどころか静かに自らの死を待っている。
自分が好きなのは、潜水艦で既に滅んだ国の調査に行ったときにあるひとりの水兵が起こしたエピソードだ。それまで世界の終わりが夢のように語れていた物語が、その瞬間から現実味を帯びてきたものである。ああ、やっぱりこの物語は救われないんだなって。
ただ、決して悲観した結末では無いのかもしれない。
自分の寿命に気付かぬままある瞬間に消えて無くなるより、寿命を知った上ですべての悔いを残さない生き方ができることが、幸いなことだと感じることができるなら。

関連タグ: SF 映画


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