あ、へるばれモバイル

あ、へるばれモバイル by 無頼寿あさむ

主にゲーム関連の仕事をしているフリーライターの日記。企画、ゲームシナリオ、その他文章の仕事募集中。

◆ メニュー ◆

HOME | 最新日記(10件) | プロフィール | リンク
*** PCサイト(大きい画面)はこちら ***

乱れて交わる俺と姫」 WAFFLE
祝WAFFLE様10周年のファンタジーもの。AVG+エロエロH

ノベルゲームのシナリオ作成奥義」 秀和システム
シナリオの書き方に留まらず、ライターが担当するさまざまな作業を解説。企画・プロットに始まり各種資料やフローの書き方、台本の書き方、etc。プランナーを目指す人にもお勧め

◆ 置いてけぼり日記 ◆

2006/9/21 : 僕たちの戦争(2)


僕たちの戦争
この話題が未だ絶えないので、もうちっと書いてみる。

特攻にスポットを当てたドラマ・映画は今に始まったわけじゃないが、今までのものは男が見て泣く内容っていうのかな、生きざまにスポットに当てた熱い作品が多かったような気がする。
ヒロインというべき存在を用意し、しかもラブストーリーとしても良質だった「僕たちの戦争」は、いい意味で男にも女にも楽しめるものになっている。しかも、このドラマではヒロインも戦っている(戦争そのものとはすれ違っているけど)。有人魚雷による特攻シーンがラストにはなっているものの、「聞けわだつみの声」ですら、彩り程度にしか描かれなかったオナゴ素材がこれではきちんと生きている。えろえろを省略してもね。
「タイタニック」と同様、いくつかの泣き要素をこれでもかってくらいに使っているので、エンターテイメントとして成功しているんじゃないかと思われる。
ただ、大作映画にしたら「日本のタイタニック」としてヒットするか? となると、これはまた違うので注意が必要だ。
それというのも、この作品における、タイタニックに通じるダイナミズムはラストの特攻シーン。女の入る隙は無ぇってばかりに燃える映像のため、そこに尺を稼いだらデート映画にはならなくなってしまう。「ダイナミズム+恋愛」をひとつの画面に取り込めるネタでなきゃ、タイタニックにはなれない。もうひとつ例を出すなら、「天空の城ラピュタ」とかね。
テレビというメディアで楽しむ分には、かなり良質なエンターテイメントだ。反戦に関するメッセージがありながら、戦った主人公の心情に多くの人たちが共感を得られるだろうものにもなっているし。
つっこみたい部分はあれど、でも、やはり多くの人に勧められる戦争ドラマなのだ。

現代人が戦争のまっただ中に巻き込まれるネタとしては、「終わりに見た町」があったけど、「全編救われない展開 & 呆気に取られるほどすごいオチ」なのでおよそ万人受けする内容じゃ無かったからなぁ……。

関連タグ: TV


◆ バックナンバー ◆

2009年09月 2009年08月 2009年07月 2009年06月 2009年05月 2009年04月 2009年03月 2009年02月 2009年01月 2008年12月 2008年11月 2008年10月 2008年09月 2008年08月 2008年07月 2008年06月 2008年05月 2008年04月 2008年03月 2008年02月


Copyright (c) 無頼寿あさむ/Powerd by Digital Cottage.Net
ご意見ご感想ネタの提供は、assem-blage@digital-cottage.netにどうぞ