置いてけぼり日記

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昨日、シナリオの執筆作業をしながら、録画してあった「復活の日」を見た。
どうやら噂で聞いていたアメリカ公開版らしく、うろ覚えの中にあったいくつかのシーンはどこにも出てこなかった。
小さい頃に見たもので印象深かったのは日本のできごとばかりで、今回見た内容はほぼ覚えてないといってもいいくらいで。冒頭の潜水艦と、ラストで吉住がよたよたしてた辺くらいか……。
以前に見たものでずっと頭に引っかかっていた、「ウィルスに冒され死んでいく日本人の何人かが、燃え盛る死体の前で狂ったように踊る」「日本に残った最後の子どもが、通信機ごしに南極基地にいる主人公たちに助けを求める」はどこにもあらせんの。
もうね、「あれ? こんなに英語ばっかの映画だったけ?」てな感じである。ほんと印象深いシーンしか、この映画のことを分かっていなかったのだ。
──とりあえず、「こんな難しい映画、小さい頃の自分が分かるかっての」と言い訳しておこっと(笑)
てなわけで「復活の日」はいわゆる終末映画であるのだけども、その内容はほぼ救いようが無く、希望もほとんど無く、じわじわと恐怖と怒りが蓄積していく。冒頭からずぎゃんとウィルスにより滅びた日本の姿が描かれるんだけど、潜水艦から放たれた遠隔カメラに映し出されたものは、無造作に放り捨てられている肉体の朽ちた死体死体死体死体死体……。モニターごしの映像には現実味が無いんだが、その現実味の無さが反って怖い。そんな中で吉住が目に留めたのは、ベビーカーに座る赤ん坊とそのベビーカーを引いた母親の姿(もちろん死体)──その姿に、日本で別れてきた恋人(妻?)を思い浮かべる吉住の表情ったらもう切ないのなんのって……しかもこれがオープニング。冒頭数分の展開。のっけからショック強すぎ。
その後語られる、どうして南極基地にいた800何人かを残して滅んでしまったのかという説明は全体でいうと半分も語られていないのだが、この映画の名物シーンというべきで印象はかなり強い。ウィルスが蔓延するきっかけはとても腹立たしいものであり、さらにウィルスの開発を命じた将軍は部下を首にしただけでのうのうと自分の信条をまっとうし、ARSという反撃システム? のボタンを押して生き残った人々にツケを払わせるという有様で。これも愛国心故かとか思っていたけども、単に世界をめちゃくちゃにして屍の山の上で高笑いを浮かべたかったのかもしれない。軍人の考えることは分からんね。
その後、生き残った人々にも訪れる次なる試練──と、次々と息詰まる展開が出てくるので、こちとら見ていて「もう許してくれよぉ〜」と言いたくなりそうで(涙)
しかし途中で停止ボタンなど押せるわけが無く、最後まで見てしまった。
ほんと救いが無いわこれ。
なのに最後まで見てしまう不思議な映画。ていうか、途中で見るのを投げ出したら相当気持ち悪いと思うなあ……。

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