置いてけぼり日記

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4月に発表されるという、ウィルコムW-ZERO3で搭載されるコアですな。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080304/295414/
ようやく本格的に動き出した小型PC(UMPC)のカテゴリなのだけど、見ていて結構わくわくするものがある。
「タワーPC → モバイルPC → PDA」となんとなく小さいものへ小さいものへと惹かれていった自分だからそう感じるのかもしれない。しかし、コンシューマ向けゲーム機が、据え置き、携帯ゲーム機、携帯電話と事実上3つのカテゴリに別れたことを思うと、PCでも似たようなニーズが求められているのかもしれない。

コンシューマが「据え置き、携帯ゲーム機、携帯電話」なら、PCは「デスクトップ、PDA、携帯電話」か。しかしPDAは携帯電話とほぼ同じパフォーマンスであり、PSPやNDSのようなパワフルさはほとんど無かった。だったら、「デスクトップ、ノート、携帯電話」となるか。いや、パフォーマンスは期待できるが、Let'snoteの軽いものでもPSPより遙かに重いし、今の時代となってはデスクトップと大して差は無くなり同一と見ていいものになっている。
なにを言わんとしているかというと、コンシューマの「据え置き、携帯ゲーム機、携帯電話」はすべて所有していても、きちんと棲み分けが成されている点にある。これがPCにもあってもいいんじゃないなと思うわけだ。
その上で「デスクトップ(ノート)、UMPC、携帯電話」だったらどうだろう。UMPCはまだ見ぬPCなので何とも言えないが、PDAよりは多くの人を満足させられる機能を備えているのでは無いか。

デスクトップ(ノート)とUMPCの棲み分けは、サイズとパフォーマンスにより起こる限界が、自然に用途となっていくだろう。しかも、用途を決める一端は動作するソフトウェアに違いない。
そして、ここで己の分野が生きてくる(笑)
Core2Quad 2.4GHzだの2GBだのとてつもない速度のPCが出てくる昨今でも、未だに1〜1.5GHz辺りで足踏みを強いられている美少女ゲームというカテゴリがある。
最近は派手に演出されたものも出てきているが、それらは必要不可欠ではなくいまだに付加要素でしかない。未だに損得というレベルを超えていないのが現状。
ストーリング、キャラクターデザイン、トゥルーカラー、音楽・音声以外は、悲しいけど投入した賭け金に対する損得でしか評価しようが無いのである。つまり、無くてもゲーム性は失われない(音楽・音声も外そうと思えば外せるが、現在において新しさを感じるサイレントムービーが無いように、それはもう必須になっていると考えることにする。強引だけど)。
しかも上記4つの要素を再現するスペックは、足踏み食らっているスペックで十分に足りている。高機能であるのに越したことはないが、それは安定した動作という意味での必需であって、安定動作もまた損得のレベルに押し込んでしまえる。
足踏みしている動作スペックは、プログラムを組んでいた人間としては歯がゆいだの情けないだのフルで動かせるコンシューマがうらやましいだのと以前は思っていたが、UMPCでも動くとなれば「これは神の思し召し?」などと妄想したくもなってくる。
なんかねー、ほんとそれでもいいんじゃないって思えてくるんだよ。
もちろん値段の要望は出てくるだろうが(今の右下がりな市場に関係なくね(涙))、コンシューマにおける携帯ゲーム機のように、従来よりゲームの仕様を落としたUMPC対応美少女ゲームというカテゴリ(むしろランク?)が生まれてもいいんじゃないかと思うわけで。演出を差し引いてもフルプライスとして納得のできるゲームつくりが求められるだろうが、具体的に挙げろと言われたら答えられないのでごめんね(汗)
しかし、あの小さな画面で、今までデスクトップで遊んでいたものと同じものが遜色なく動かせるというのは、何となくわくわくするものがある。
電車の中でやっていたらひんしゅくものだろうが(笑)、ソファに寝そべってヘッドホンで聞きながらプレイするというスタイルなら、それこそ厚みのある小説を読む感覚で楽しめる美少女ゲームプレーヤーになりえるのでは無いかと思うのである。

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