置いてけぼり日記

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懐かしいけど新しい? 「今風」に生まれ変わったゲームブックたち
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0904/08/news095.html

確かこの頃って、世の中がガンダムに飽きていて、OVAなるものが出てきて、漫画っぽく読める小説(ライトノベル)が出てきて、ハリウッド映画がシリーズ狙わなくてもヒットしまくってて、どっかのパソコン小僧が漫画におもしろさを見いだす時期だったような。
新しい文化を見いだそうといろんな人ががんばっていたときで、さまざまな試行錯誤が形となって出てきていた時期だったような。そんな頃のひとつのジャンルがゲームブック。いやはや懐かしい。

ゲームブックは当時の友人がハマってて、シリーズものとかもたくさん持っていたので、何冊か借りて遊んだことがある。
その中の1冊が、現在マイミクにしてある仕事でお世話になった方が手がけられたゲームブックだったりするのは、なんだかとってもすごい話……。
しかし、ゲームブックよりもむしろ自分にとっては上記タイトルの方であり。

この頃は「マイコンBASICマガジン(通称、ベーマガ)」という入門〜ホビー向けを対象にしたパソコン雑誌を買っていた。
当時パソコンつったら20〜数十万円、一体型モデルで10万円、Microsoftが提唱したハードウェア規格「MSX」に準じたパソコンでようやく数万円という世の中。
ようは高嶺の花だったわけで、ベーマガ読者の中にはパソコンを所有していない「ナイコン族」という者が存在し、自分も最初はそのひとりだったりした(笑)
でもどうしてこの雑誌を買っていたかというと、プログラムの勉強ができた、ゲームをやらなくてもやった気になれるネタバレ全開なゲーム記事(by 山下章)があった、そしてパソコンが無くても遊べるゲーム「ペーパーアドベンチャー」が掲載されていたから。
ベーマガは当時の小遣いだとその半分以上がぶっ飛ぶような価格だったんだけど、魅力のある内容にあふれていたので毎月買っていたものである。
あと、ちょっと大人になれた感じもしたし。
ただ他に消費する趣味は無かったので(漫画もゲームも大分後だったりする)、親は驚いていたらしいけど……。

ペーパーアドベンチャーとは、2〜3ページ程度の誌面に掲載された小型のゲームブックであり、

  1.あなたは部屋にいる。正面には机と窓がある。
    机を見る→2 窓を開ける→3 外に出る→4

などといった感じに、小さな文章と選択肢を組み合わせたものが何百という項目でびっしり書き込まれているもの。
誌面をコピーすればそれだけで持ち歩けるので、学校の誰かが最初に持ち込んだのをきっかけに一部でブームになったものである。

今なら、ブラウザがあればペーパーアドベンチャー以上のものがつくれてしまうし、ケータイでも十分に再現できるんだけど、紙媒体しかもコピー用紙数枚で遊べてしまうと言うお手軽感がたまらなかったような気がする。

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